製品開発室 主任

T.K

(入社3年目 30代後半)

PERSON 先輩社員の紹介

これまでの仕事内容とやりがいを教えてください。

食品関係会社で10年間、開発に携わってきた経験が、私の原点です。キャリアを重ねる中で、もっと根源的な「米」そのものの価値、特に「新潟の米」のブランド力を高める仕事がしたいという想いが強くなっていきました。
その想いは、学生時代の体験がきっかけです。ドイツ留学では現地の「ものづくりのレベルと発信力」に感銘を受け、「故郷・新潟の素晴らしい財産である“米”を仕事にしたい」と強く意識するようになりました。

お餅やパックご飯など、お米の形に近い製品を通して、その価値をダイレクトに伝えられること。そして、全国に販路を持つこの会社でこそ、新潟の米の魅力を広めるという夢が叶えられると信じ、入社を決意しました。

入社後、感じたことは?

入社して最も感銘を受けたのは、会社の根幹をなす「田んぼから製品まで」という理念です。それは単なる言葉ではなく、農家の方々と真摯に向き合い、地域社会と共にしようとする強い意志の表れだと感じています。
社内の稲刈り研修では、黄金色に輝く稲穂と土の香りに包まれながら、天日でじっくり乾燥させる「はざかけ」の作業を体験します。一粒一粒に込められた想いと手間暇を肌で感じ、この素晴らしい息みを最高の形でお客様に届けることが、開発担当である私の使命だと強く認識しました。その価値を決して損なわない製品開発をを心に誓っています。

商品開発における具体的な仕事内容を教えてください。

商品開発の仕事は、まさに「アイデアをカタチにする全プロセス」です。市場調査や試作、社内プレゼン、工場のラインテスト、そして商品の顔となるパッケージデザインの決定まで、すべてを担当します。
特にパッケージは、デザインコンペを開くほどこだわっている部分です。この企画から商品化までの一連の流れを、現在わずか9名の少数精鋭チームで担っており、一人ひとりの役割が非常に大きい仕事です。

商品開発におけるこだわりについて教えてください。

商品開発の原点は、絶対に譲れない「原材料へのこだわり」です。最高の素材を活かすため、生産ラインでうまく流れるようトレーの形状をミリ単位で調整するなど、地道な開発を重ねています。
そうした苦労の末に生まれた商品がお店に並び、お客様の「美味しい」という声に繋がった時、最高のやりがいを感じます。この誇りを胸に、次の開発に取り組んでいます。