生えごま油

えごまが注目される理由

えごま種子からしぼった油には、オメガ3脂肪酸(n-3系脂肪酸)の1つ、「α-リノレン酸」という栄養素が含まれています。α-リノレン酸は、人間の体内では合成することの出来ない必須脂肪酸で、不足すると脳や神経、皮膚などに影響が出ると言われており、そのため食品から摂取する必要がある必須脂肪酸の1つとなっています。

このα-リノレン酸は、体内では一部DHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)に変換されます。DHAやEPAは、血液をサラサラにすることや、脳の働きを活性化させるなどの働きがあることで知られています。

厚生労働省が発表した、国民の健康の保持・増進を図る上で摂取することが望ましいエネルギー及び栄養素の量の基準を示した、「日本人の食事摂取基準」(2015年版)にも、n-3系脂肪酸の食事摂取基準が載っています。(下表を参照)

1日に必要なα-リノレン酸を野菜で摂取しようとすると、例えばホウレンソウなら約1.4kg食べないといけません。えごま油として摂取する場合は、1日小さじ1杯分(約3g程)が目安となり、お手軽に必要量を摂取できます。

これらを含め、近年は健康志向の高まりもあり、オメガ3脂肪酸(n-3系脂肪酸)は「健康によい油」「体に良い食材」として、α-リノレン酸を含むえごま油に注目が集まっています。

注目

★ 美容と健康が気になる方へ。
★ 生活習慣が気になる方へ。(油っぽいものを多く食べる方へ)
★ 1日の摂取目標は小さじ1杯。

n-3系脂肪酸の食事摂取基準(g/日)
年齢(歳)目安量
男性女性
18〜292.01.6
30〜492.11.6
50〜692.42.0
70以上2.21.9

※「日本人の食事摂取基準(2015年版)より抜粋

※オメガ3とは
魚油に含まれているDHAやEPA、植物油に含まれているα-リノレン酸などの脂肪酸の総称で、健康のために意識して摂るべき必須脂肪酸とされています。
※DHAとは
ドコサヘキサエン酸は、青魚に多く含まれている多価不飽和脂肪酸。
体内ではEPAからつくられて脳や神経組織の機能を高める働きがあるとされています。
神経細胞を活性化させ記憶力や学習能力を向上させると言われています。
※EPAとは
エイコサペンタエン酸は、青魚に多く含まれる必須脂肪酸で、体内で合成することが出来ない栄養素です。
医薬品としての利用もあり、DHAと一緒に血液をサラサラにしてくれる働きがあり、また脳内の血管を健康に保つ効果もあると言われています。
※不飽和脂肪酸とは
炭素同士に二重結合を含む脂肪酸のことで、多価不飽和脂肪酸もその1つ。
魚やオリーブオイルなどに含まれており、「健康に良い油」とされています。